長野県内の生協のさまざまな活動・事業を紹介します。

活動報告

3.11を忘れない  みやぎ生協から被災地・宮城のいまをお伝えします

第32回2016年4月5日

~ひとの復興②~

いまの暮らしと帰郷の思い

 

「働く場所や家族の事情も考えて、こちら(避難先)に移住することに決めたの」「災害公営住宅ができていないので、まだ戻れない」。宮城県外へ避難した被災者の声です。

宮城県から他県への避難者はピーク時の9,206人から5,815人(※1)に減りました。5年の間に避難先へ定住した人、宮城に戻ってきた人、まだ戻れずにいる人、さまざまです。

宮城県が実施した調査(※2)では、県外避難者の多くが今後の生活をどうするか決められずにいることが分かりました。県内にいれば日常的にテレビや新聞で宮城の復興のニュースを目にしますが、他県ではなかなかそうもいきません。「故郷の状況がよく分からず、先行きの見えない不安を抱いているのではないか」と野口実基さん(宮城県震災復興・企画部震災復興推進課)は、避難者の生活を案じます。「早く次の生活の目途が立つように必要な情報を提供し、相談に対応していきたい」と丁寧な取り組みを進めます。

避難者を受け入れた自治体でもきめ細かな支援活動が続けられています。岩手県一関市社会福祉協議会では、市内のみなし仮設住宅などに住む避難者を対象に、「ふるさとお茶っこ交流会」を開いています。一関市は気仙沼に隣接する地域。市内の避難者514世帯のうち360世帯(※3)が気仙沼市からです。「5年経ち、“最初は気仙沼に戻るつもりだったけれど一関に住むことにしました”と言う方が増えてきています」。交流会で避難者の様子を見守る菊地理子さん(一関市社会福祉協議会)は、そう言います。

気仙沼に戻るつもりの人も「交通の便を考えると帰郷を悩んでしまう時がある」「気仙沼の災害公営住宅に入って交友関係をうまくつくれるか心配」と不安を口にします。

長い避難生活で職場、学校、交友関係がガラッと変わった人は少なくありません。帰郷すると決意はしていても“現在の生活”を惜しみ、気持ちが定まらない日々が続きます。

 

※1 「都道府県別避難者数」平成28年2月11日現在(宮城県)

※2 「平成27年度県外避難者ニーズ調査」平成28年2月(宮城県)

※3 「沿岸被災地域などからの市内避難者の状況」平成28年1月31日現在(岩手県一関市)

 


2015年度第6回理事会を開催しました。

3月15日(火)10時32分より、コープながの本部2階BC会議室(長野市)において第6回理事会が開催され、理事・監事10名が出席しました。 続きを読む


2015年度 第2回長野県生協災害対策協議会が開催されました。

3月7日(月)コープながの本部C会議室(長野市)において、2015年度第2回長野県生協災害対策協議会が開催されました。コープながの、生活クラブ生協長野、信州大学生協、長野医療生協、上伊那医療生協、セイコーエプソン生協、全労済長野県本部、長野県高齢者生協の8会員生協にて構成し、当日は、4会員生協と県生協連事務局の6名が参加しました。 続きを読む


2015年度第2回 食堂・売店部会を開催しました

2016年3月1日(火)14時00分より、長野日本無線生協 会議室(長野市)にて、第2回食堂・売店部会を開催し、セイコーエプソン生協、長野日本無線生協、信州大学生協、県生協連事務局より5名が出席しました。 続きを読む


2015年度第10回常任理事会を開催しました

2016年3月1日(火)10時30分よりコープながの松本センター2階C会議室(松本市)において、第10回常任理事会が開催され、常任理事4名が出席しました。上田会長理事が開会を宣言するとともに、議長に就任し議事を進行しました。 続きを読む