6月11日午前10時より長野市若里市民文化ホールを会場に長野医療生活協同組合第62回通常総代会が開催されました。
総代会には、定数263名に対し書面出席62を含め259名の総代が参加し、また本年度の新入職員も大勢傍聴する中で開会されました。
花岡理事長の挨拶に続き、議案の提案が谷口専務より行われました。谷口専務はこの中で、医療事業では医師・看護師が慢性的に不足する中でも中央病院の医療内容の周知を進め、外来・入院患者数の増加や7対1看護基準の取得などの成果を上げ、南長池診療所での健診の増加や稲里クリニックでの外来患者数が増加となった事。介護事業では厳しい事業運営となったものの地域のケアマネジャーとのつながりを強めるなど、利用者数を増やす取り組みが報告されました。その結果、経常剰余金で4年ぶりに黒字を確保できたことが報告されました。
病院長である山本理事からは医師不足の現状やその原因、今後の対応について報告されました。
議案審議では、医師、看護師など医療従事者の不足対策、組合員ボランティアの参加のあり方、組合員活動への職員支援の要望など活発な意見が出されました。
討論のまとめの後採決に入り、全議案が賛成多数で採択され、総代会は午後3時に終了しました。
長野県生協連は、6月8日(木)14時よりメルパルク長野にて「第66回通常総会」を開催しました。
冒頭、中村誠一副会長理事が開会の挨拶を行い、議長に長野県高齢者生協の鈴木友子代議員が選出されました。上田均会長理事の主催者挨拶後、御来賓として御出席をいただきました長野県青木 弘県民文化部長、長野県農業協同組合中央会 高松春洋総務企画部長、長野県消費者団体連絡協議会 鵜飼照喜会長、長野県労働者福祉協議会 中山千弘理事長、長野県労働金庫 征矢寿雄専務理事、長野県虹の会 大谷昌史代表世話人(信越明星株式会社代表取締役社長)、日本生協連中央地連 木戸玲子事務局長を紹介し、青木部長、高松部長、鵜飼会長、中山理事長の4名にご挨拶をいただきました。
続いて資格審査報告が行われ、代議員定数27名に対し実出席22名、書面出席5名により総会の成立が報告され、議案審議を行いました。
第1号議案から第5号議案を牛澤高志専務理事が提案し、西澤弘行監事より監査報告が行われました。各議案は以下の通りです。
第1号議案「2016年度のまとめ、決算書及び剰余金処分案承認の件」
第2号議案「中期活動方針(2017~2019)決定の件」
第3号議案「2017年度活動方針、及び予算決定の件」
第4号議案「2017年度役員報酬決定の件」
また、第1号議案「2016年度のまとめ」を深め、認識を共有するために会員生協の取り組みとして、長野県庁生協の柳澤弘二代議員、上伊那医療生協の吉澤光雄代議員及びコープながのの才川理恵代議員より報告がありました。続いて、牛澤高志専務理事よりまとめの発言があり、その後の採決ではすべての議案が賛成多数により可決承認されました。採決の後、議長が総会の閉会を宣言し、神定孝典副会長理事が閉会の挨拶を行いました。
また、総会終了後には、交流懇親会が開催され、日本生協連の木戸様、長野県虹の会の大谷様にご挨拶をいただきました。参加代議員から各会員生協の取組紹介が行われ、また今期で退任される尾﨑洋子理事へ上田会長理事より感謝状の贈呈が行われました。倉田竜彦県生協連顧問より中締めのご挨拶をいただき、和やかに交流が行われました。
6月7日(水)、生活クラブ生活協同組合長野の第40回通常総代会が塩尻市の中信会館・ベルヴィホールで開催されました。議長選出に続いて、総代定数120名に対して117名(実出席93名、委任状24名)の出席により総代会の成立要件が満たされていることが報告され、議事に入りました。冒頭、成田由美子理事長が挨拶を行い、続いて、御来賓の紹介の後、代表して塩尻市副市長米窪健一朗氏、株式会社マルモ青木味噌醤油醸造場の青木幸彦代表取締役社長より挨拶がありました。
議事では、千村康代副理事長が第1号議案「2016年度活動報告の承認について」及び第2号議案「2016年度事業報告・決算報告及び剰余金処分の承認について」を、出羽澤和子監事が「2016年度監査報告」を提案しました。その後、議案ごとに採決が行われ、賛成多数により可決承認されました。第3号議案「2017年度活動方針の決定について」及び第4号議案「福祉事業の取り組みについて」は成田由美子理事長が提案し、第5号議案「エッコロ制度 制度改定について」は鹿角幸子理事が、第6号議案「2017年度予算及び役員報酬限度額の決定について」は岡澤美保子理事が提案し、質疑応答の後、議案ごとに採決が行われ、賛成多数により可決承認されました。
6月6日午後1時から長野県高校教育会館大会議室を会場に長野県高等学校生活協同組合の第58回通常総代会が開催されました。
議案審議に先立ち、「教職員の自動車事故と保険の基礎知識」と題して東京海上日動火災保険株式会社小山拓志氏より講演がありました。自動車事故が発生した場合の教職員としての固有の職務上の責任等が語られました。報告後の質疑で教職員のリスクに備えた全教自動車保険制度の内容について質疑がありました。
続いて総代会が、総代数106名に対し、92名の参加(委任状、書面議決を含む)により成立していることが報告され、開会が宣言されました。細尾理事長の挨拶に続き中島専務理事より議案提案が行われました。2016年度事業報告では、農民連と提携した産直事業や引越しサービス、ガソリン、書店等の利用が好調であったことが報告されました。その後の採決で全ての議案が賛成多数で承認され、総代会は午後3時に終了しました。
宮城県沿岸の漁港142ヶ所はすべて震災で甚大な被害を受けました。とくに漁港と集落が一体となった地域は生業だけでなく暮らしの基盤も失い、住民離散による故郷消滅の危機にも見舞われました。
南三陸町戸倉は、リアス式海岸沿いに水戸辺、波伝谷などの集落と中小の漁港が点在する地区です。震災で漁港も養殖設備も壊れ、多くの漁業者が船と家屋を失いました。
その戸倉地区に2年前、新鮮な海の幸や山の幸を提供する「感謝祭」の開催とオリジナルの商品づくりに取り組む漁業者のグループが誕生しました。「戸倉漁師の会」です。
会長の松岡孝一さんは「震災を経て戸倉の漁師たちの結束はより強くなった」と言います。戸倉には、同じ町内の志津川や歌津のように人が集まる商店街も復興市もありませんでした。そこで全国から寄せられた支援への感謝を込めて、月1回、第2日曜日に波伝谷漁港で“海あり、山あり、美味いもんあり”の「戸倉漁師の会 感謝祭」を行なうことにしたのです。感謝祭は今年の5月で15回を数えます。毎回、石巻や仙台からの観光客はもちろん、他の町へ移住した人たちも戻ってきて、故郷の賑わいを体験していきます。
また漁業の6次産業化を目指し、カキを酒粕で漬けた「ほろ酔い牡蠣」やヒジキのシバ漬けなど新たな商品開発にも挑んでいます。
震災から6年、高台への集団移転が終わり、港湾施設の復旧も進みました。一方、ホヤが輸出できずカキも思ったほど価格が上がらない、後継者が不足しているなど、まだ苦労は続きます。
「漁師の会のメンバーは現在10数名。戸倉には100人前後の漁業者がいる。イベント会場などの課題はあるが仲間を増やしていきたい」と松岡さん。「海に出られなくなった年配の漁師を、仲間の若い漁師が手伝うことができる」と期待します。村岡賢一さんも「楽しみながら仕事ができるような仲間づくり、地域づくりが大事」と話します。
「漁業も暮らしも、本当に大変なのはこれから」と松岡さんが言うように、被災地の復興はまさにこれからが正念場です。