長野県森林組合連合会 村松敏伸代表理事専務
日本協同組合連携機構(JCA) 小島愛美マネージャー
プレゼンテーションの様子
2026年3月11日(水)、長野県協同組合連絡会の主催により、県内の協同組合職員が一堂に会する「長野県協同組合職員交流集会」が開催されました。当日は長野県内の協同組合職員が一堂に会し、長野県協同組合連絡会会長である藤原会長(長野県森林組合連合会 代表理事会長)の代理として、村松敏伸代表理事専務より主催者挨拶をいただきました。
プログラムでは、日本協同組合連携機構(JCA)の小島愛美マネージャーをお招きし、基調報告およびグループワークの進行を務めていただきました。あわせて、県内の事例報告会を行いました。
本交流集会は、協同組合運動の重要性を再確認するとともに、少子高齢化などさまざまな課題を抱える地域コミュニティの再生に、協同組合がどのような役割を果たせるかを共に学ぶ場として例年開催されています。今回は、次年度の活動として予定されている構成組織間の「相互訪問・見学会」に向けて、具体的な訪問先やテーマを参加者自身で考えることを重点に実施されました。
当日は、分野の異なる長野県内の8つの協同組合組織から約20名の役職員が参加し、基調報告・県内事例報告・グループワークを通じた熱心な交流が行われました。
プログラムの冒頭、JCAの小島マネージャーから「IYCから実践へ 協同組合間連携の小さな一歩」と題した基調報告が行われました。小島マネージャーは、前年の「2025年国際協同組合年(IYC2025)」の活動総括に触れながら、「協同組合間連携を真にすすめるためには、何よりもまずお互いの組織や事業への相互理解を深めることが不可欠である」と強調しました。また、「集まる場・知り合う場づくり」をきっかけとして、地域での具体的な協同組合間連携の取り組みへと発展した全国の好事例が紹介され、参加者はこれからの活動のヒントを得ようと熱心に耳を傾けていました。
続く長野県内の事例報告では、IYC2025長野県実行委員会が2025年中に3回にわたって展開した「IYC2025フードドライブ一斉アクションの取り組み」について、JA長野県中央会とワーカーズコープ信州の担当者より報告されました。特筆すべきは、このフードドライブ活動が、2025年2月に開催された同交流会で参加者から提案されたアイデアをきっかけに、実際のアクションへと結びついた点です。交流の場が持つ確かな可能性を示す成果として、会場内で広く共有されました。
後半のグループワークでは、参加者同士の自己紹介と組織紹介からスタートしました。それぞれの組織が誇る独自の事業や活動、「ぜひ他組織の皆さんに見学してほしい」という施設や取り組みについて活発な情報交換が行われました。その豊かな意見をもとに、次年度の「相互訪問・見学会」で実際に訪問したい場所のプランを各グループで練り上げ、最後には事務局および全体に向けて熱気あふれるプレゼンテーションが行われました。
主催の事務局では、今回のグループワークで挙げられた多彩で魅力的な訪問先のアイデアを踏まえて、次年度の「相互訪問・見学会」の具体的な企画・検討を進めていく予定です。
協同組合間の「小さな一歩」が確かなネットワークへと育ち、長野県の地域社会にさらなる活力を生み出すことが期待される、非常に有意義な集会となりました。