6月21日(日)午前10時より長野市若里市民文化ホールにて長野医療生活協同組合の第60回通常総代会が、定数263名中、実出席207名、書面49名の参加で開催されました。
花岡理事長の挨拶に続き谷口専務理事が各議案の提案を行いました。谷口専務理事は提案の中で2014年度は新施設の稼働により充実した医療設備を知らせ、入院や手術、救急車の受け入れなどを進め、また県内民医連の医師育成施設として学習会や症例検討を重ねてきたこと。その結果として入院患者や救急受入れなどが増加した事、一方介護事業では長野市内の競争激化で利用が伸び悩んだこと等により事業収益は100億円を超えたものの、設備投資の減価償却負担がまだ重く、予算よりは赤字幅を削減したものの赤字決算となった事。2015年度は設備投資が一段落したため減価償却負担が減少するものの、事業的には厳しい予測となっており予算上は引き続き赤字の予算としているが何とか組合員の協力と職員の頑張りで黒字にしていきたいと考えていることなどが報告されました。
また補足説明に立った病院長の山本理事からは、県内、長野市の他病院との比較から見た長野医療生協の強みや強化しなければならないところ、また長野医療生協のポジションなどについて報告されました。
続く質疑では、10名の総代から発言がありました。その中では、経営の見通しや今後の計画作りで十分な討議を保障してほしい、職員と組合員が同じテーマで議論できる運営委員会の設置を希望するなど建設的な意見がだされました。
採決ではすべての議案が圧倒的多数で採択され、また定年退職者の紹介、新入職員の紹介、NPT再検討会議への参加報告なども行われ、総代会は15時30分に終了しました。