長野県生協連医療部会の県外視察が11月12日(水)・13日(木)に姫路医療生協で行われ、長野医療生協・東信医療生協・上伊那医療生協・事務局を含めて11人が参加しました。
◆目的:介護事業で先進的な取り組みを展開している姫路医療生協の視察から、「行政との連携や地域の他団体との連携の取組み」や、「職員の教育研修や人材育成の取組み」を学ぶことを目的に行いました。
◆内容:黒岩専務より「姫路医療生協の事業・経営戦略と地域包括ケア」について講演をいただき、2回のテーマディスカッション(90分)を「自治体との関係づくりや他団体との協同関係づくり」と「職員の教育研修、人材育成の取組み」のテーマで行いました。また福祉介護センターや訪問看護ステーションなど介護事業所を5カ所視察させていただきました。
◆報告:姫路医療生協は「超高齢社会に対応し誰もが“その人らしく、気持ち良く生きる”ことができるまちづくり」をスローガンに「2025年問題」を乗り越えるために、新たな事業展開と行政や他団体との連携を強化し、地域包括ケアシステムの構築に取り組んでいて、その具体的な内容を学ぶことが出来ました。また2014年度の重点として、2015年度の介護報酬の改定を見越して「認知症ケアと生活リハビリを基軸にした総合的な在宅支援事業の展開」「保健・予防、生活支援活動をすすめ地域のネットワークをひろげる活動」「優しさと思いやりのある事業と活動を担える人づくり」を進めていると話されていて大変示唆に富んだ内容でした。
◆介護事業所の視察:初日は福祉介護センターてがらを視察し、中野啓民所長・黒田所長に説明いただきました。二日目は福祉介護センターを3か所と訪問看護ステーションを視察しました。福祉介護センターめがでは赤山まゆみ副所長・山本準一管理者に、福祉介護センターすずかぜでは小林敏子所長に、訪問看護ステーション花北では岡本佐百合所長に、福祉介護センターひめじでは水野恭子所長に、それぞれ説明いただきました。
◆テーマディスカッションでは「行政との連携や地域の他団体との連携の取組み」や、「職員の教育研修や人材育成の取組み」について交流することができました。二日目のディスカッションでは荻野俊夫理事長もご参加くださり、「現場」に足を運び、顔を出すことをいつも心がけているとお話され、事業所が多くなっても細かく目を行き届かせ、気を配って組織を見てらっしゃることが印象に残りました。