長野県内の生協のさまざまな活動・事業を紹介します。

活動報告

信州まるごと健康チャレンジ2019学習会を開催しました

信州まるごと健康チャレンジ学習会の様子

東京大学高齢社会総合研究機構の神谷哲朗特任研究員の講演

松本大学人間健康学部スポーツ健康学科の田邉愛子准教授の講演

長野県協同組合連絡会では、秋に計画している「信州まるごと健康チャレンジ2019」のキックオフ学習会を2019年7月9日(火)、ホテルメトロポリタン長野にて開催し、それぞれの構成団体の組合員・役職員・一般参加者を含めて、250人の参加がありました。

第1部では、東京大学高齢社会総合研究機構の神谷哲朗特任研究員を講師にお招きし、「人生100歳時代到来!人生二幕目が面白い、地域ぐるみでフレイル予防」と題してお話いただきました。日本の高齢化を取り巻く課題や柏市での3年間にわたるフレイル予防の調査、調査に基づくフレイルチェック活動、その実践による地域の変化についてお話いただきました。地域住民を巻き込んで、自分事として受け止め、地域で実践を継続していく中での大きな変化が生まれている状況を分かりやすくお話いただきました。高齢になっても、地域で皆が健康でお互いに助け合いや支え合いができるまちを目指して、柏市の取り組みが全国に広がっているとのお話でした。

第2部では、松本大学人間健康学部スポーツ健康学科の田邉愛子准教授を講師に、「健康チャレンジ2018の成果と効果的な運動実践方法」と題して、ご講演をいただきました。昨年の健康チャレンジの特徴やその意味について判りやすく集計データに基づきお話いただき、健康チャレンジに取り組む意味や大切さが良く分かるお話でした。また、その後お二人の学生さんと一緒に効果的な運動実践方法を会場の参加者全員と一緒に実施しました。今自分がどの筋肉を鍛えているのかを意識して運動することが大切で、その運動によって、日常生活のどういう場面で有効なのかを考えると目的もより一層はっきりして、運動継続の動機付けになるとの言葉が印象的でした。参加者の感想は大変好評で、是非またこういう学習会を企画してほしいとの要望が多く寄せられました。

【参加者の声】

・とても分かりやすく、フレイルについて、地域とのつながりの大切さが良く理解できた。

・自分の住んでいる地域の住民がみな自助努力により、介護予防への意識が高まり、自立した生活を送れるようになる日が来ればよいなぁと感じ、自分も何か活動していきたいと思いました。

・フレイルのサポーターの活動にとても納得です。養成講座はどこでやっているのですか?自分も参加したいと思いました。

・フレイル予防の全体が良く分かりました。是非、町内でもとりいれてみたい内容がたくさんありました。参考にさせていただきます。

・小さな村で保健活動をしています。田邉先生に中高年の健康講座をお願いしたいです。

・はつらつとした田邉先生の話や体操とても好感が持てました。またお話を聞きたいです。