2023年1月18日(水)JA長野ビル南側入り口にてJA長野中央会、食とみどり・水を守る長野県民会議の主催によるアジア・アフリカ支援米・国際協力田米合同発送式が開催されました。
国際協力田運動は国際的な食糧支援活動で、県内のJA、生産者、小学校・幼稚園、住民ボランティア、労働団体、生協等の協力も得ながら栽培・収穫したお米を毎年1月に食糧難にあえぐアフリカのマリ共和国に贈っています。2022年で25年目を迎えた長野県内での取り組みは、「食とみどり、水を守る長野県民会議」の取り組みとして2,538kgの収穫、JAグループでは6JAと連合長野で23団体の参加があり、3,230kgの収穫となり、合計で5,768kgの支援米をマリ共和国に向けて送り出すことができました。
国際協力田運動は、お米の生産を通じて食料の多くを輸入に頼っている日本の食生活が、世界の食糧生産事情や飢餓の発生と密接に結びついている事実を考えるきっかけにもなっています。
発送式では、JA長野中央会の千國茂副会長、食とみどり・水を守る長野県民会議の池田清会長より主催者挨拶がありました。また協力団体を代表として長野県生協連の関専務理事が挨拶をしました。
毎年国際協力田米活動に参加している県内の小学校・保育園・幼稚園からのメッセージの紹介があり、今年は25年目の取組みを記念して、日本各地から集められた支援米をマリ共和国へ届ける役割を担うNPO「マザーランド・アカデミー・インターナショナル」からのビデオメッセージが上映されました。メッセージの中では、長野から届けられた支援は、現地では子どもたちの生活や教育を支えていること、まだまだ国際的な支援が必要なこと、ロシアやウクライナからの食料が届かず困っていることなどが報告されました。その後、参加者の皆さんのメッセージ書き込みの後、記念撮影を行い、トラックに積み込みをして支援米を送り出しました。
運送トラックを見送り、発送式の終了後には、取り組み団体の活動交流会が開催されました。