長野県内の生協のさまざまな活動・事業を紹介します。

消団連

長野県消団連2024年度第2回幹事会まとめ

  • 2024/08/08

2024年5月13日(月)10時30分より、長野県連合婦人会館会議室にて長野県消団連第2回幹事会を開催し、幹事10名、監事2名、事務局2名が出席しました。10時30分になり幹事会に先立ち、関佳之事務局長が開会あいさつを行い、鵜飼照喜会長が議事を進行しました。

■幹事会 内容

◆物流2024問題に関する懇談

 各機関の協力をいただき、物流2024問題に関する情報を共有し、課題解決のために私たちが果たすべき役割を考える機会とするために懇談会を開催しました。

<参加者>国土交通省北陸信越運輸局 長野運輸支局(運輸・監査部門)首席運輸企画専門官の佐藤栄治氏、運輸企画専門官の名和寛万氏、長野県産業労働部(産業政策課)担当係長の小岩井聡志氏と大島忠幸氏、長野県県民文化部(くらし安全・消費生活課)企画指導係長の山口陽輔氏と主査の名取俊輔氏

<情報提供と説明>

〇トラック運送事業の現状として、労働時間が長く、賃金が安い。慢性的な人手不足。2024年4月からの法改正で14%の物量配達できない、このままだと30%が配達できない状況になりえる。

〇政府の中長期計画として、様々な視点での対策の推進計画の説明を受け、その中で、荷主・消費者の行動変容についての説明があった。【再配達の削減】現在約11%の再配達率という現状の中、この再配達を労働力換算すると年間約6万人のドライバーの労働力に相当。その際のCO2排出は25.4万トン。

〇再配達の理由は、配達日時指定ができない商品だった32%、配達に来ることを知らなかった22%。

消費者自身が自分で注文した商品に関しては、配達まで関心を持ってほしい。また、「送料無料」の商品でも実際の配送時は確実にコストがかかっている認識を大切にしてほしい。宅配BOXの設置、余裕のある配達日指定、高速道路の大型車エリアに小型車を駐車しないなどのお話がありました。

<意見交換・懇談>

〇送る人と送られる人とのコミュニケーションの問題。BtoBの物流問題。消費者庁との連携、事業者の過大包装による荷物の大きさ問題。

〇県内行政では環境フェアーとの連携、荷主と事業者間の過大、地産地消の推進では農産品のみならず、林業や加工品も含めて、広げていき、エシカル消費の普及やおいしい信州フードとの連携も重要。

〇現在、県内では荷主事業者向けの調査も実施中とのこと、今後の27日の意見交換会を含めて、今後も継続した情報交換をお願いしたい。

などの意見が出され、充実した懇談会となりました。

上記懇談会後、休憩をはさみ、鵜飼会長が議長となり幹事会の議事を進行した。

1.協議事項

  • 第54回消費者大会の開催に関する件

事務局より県民支援事業に申請した旨の報告があり、確認しました。

  • 県の審議会等への対応方針に関する件

事務局より県の審議会等への対応方針に関する件について報告があり、協議を行った。協議の結果、長野県みんなで支える森林づくり県民会議への委員について、県の意向として女性の委員の選任を求められているが男性でも良いかどうかの確認をしてから、改めて調整することとしました。

また、消費生活審議会・生活衛生営業指導センター・標準営業約款登録審査委員同推進委員会については、清野副会長の後任の副会長に引継ぎ、環境審議会と地方薬事審議会は本人の意向のもと継続して委員としてお願いすることとしました。

(3)2024年度市町村消費者行政調査実施計画について

  事務局より2024年市町村消費者行政調査委実施計画について説明があり、協議を行った。協議の結果、提案の内容を確認しました。

2.報告事項

  • 物流2024問題に関するアンケート
  • 長野県くらし安全・消費生活課との懇談会
  • 2024年度第1回幹事会まとめ

事務局より上記3点の報告を行い確認しました。

4.情報提供

  • 全国消団連速報
  • 見守り新鮮情報
  • 国民生活(4月号) 

5.次回以降の日程

2024年6月17日(月)10:30~12:00(くらし安全・消費生活課との懇談)