6月17日午前10時より長野市若里市民文化ホールを会場に長野医療生活協同組合第63回通常総代会が開催されました。
総代会には、定数263名に対し書面出席53を含め254名の総代が参加し、本年度の新入職員も傍聴する中で開会されました。
花岡理事長の挨拶に続き、議案の提案が谷口専務より行われました。谷口専務はこの中で、お金のあるなしに関わらず、必要な医療・介護が連携して切れ目なくすすめられる地域包括ケアをめざし、地域の医療機関、介護施設との連携を強めてきたこと、第三者評価機関であるJCEPの受審に取り組み高い評価を得たこと、働きやすい職場環境づくりをすすめてきたことなどが報告されました。一方、医師不足は深刻であること、労働環境の改善が引き続き重要な課題となっていることも話されました。
医療事業での診療縮小の影響もありながら、事業収益は前年比103.4%を実現し、二年連続で経常剰余の黒字を確保できたことが確認されました。
総代会席上、今年度の新卒採用職員64名全員が紹介され、代表の研修医から力強い決意表明がありました。また、山本前病院長の退任あいさつに続き、新病院長である番場理事から、人が人として尊重される医療活動を通して誰もが住みよいまちづくりに貢献するという基本理念に沿って、地域から信頼される病院づくりを強めていくことが宣言されました。
活発な意見が出された議案審議に続いて、討論のまとめが行われ、全議案が賛成多数で可決承認され、総代会は午後3時に終了しました。