長野県内の生協のさまざまな活動・事業を紹介します。

活動報告

医療部会が高知医療福祉生協を視察しました!

高知医療生協を見学

いきいき100歳体操の様子

旭診療所での懇談会後記念撮影

12月1日(日)~3日(火)の3日間、県生協連医療部会県外視察が行われ、長野医療生協、東信医療生協、上伊那医療生協、事務局から8名が参加し、高知医療生協のイオン高知旭町店でのいきいき100歳体操などの健康づくりの取り組みを視察し、関係者と懇談及び活動交流を含めて、視察を行いました。

今回の視察は医療福祉生協連の機関紙COMCOMの2017年9月号の協働のある風景で高知医療福祉生協旭西支部・旭南支部の活動が紹介されていたことがきっかけです。2日(月)は朝からイオン高知旭町店に行きました。始まりの10時にはもう40名以上のみなさんが集まり、視察メンバーも一緒に1時間参加しました。後半の筋力アップの体操では、重りをつけての体操に汗をかきながらの参加となりました。

体操後は懇談をしてイオンでの健康づくりの活動が始まった経過などをお聞きしました。高知医療生協では旭地区で行政や包括、社協など地域の団体に呼び掛けて「いいとこ発見のマップづくり」を行ったことをきっかけに、第二層協議体として、日常的に関係者が集まり地域の生活支援などについて話し合う場が持たれています。イオンの店舗改装をきっかけに、市民が自由に集える「おらんく広場」での健康づくりの活動をして欲しいとイオンから呼びかけがあり始まったそうです。高知医療生協の旭診療所で以前から行われていた百歳体操の会場をイオン旭町店に移して実施することになりました。今までは組合員中心でしたが、イオン高知旭町店を会場にすることで組合員以外の参加も増え、また一緒に体操をするつながりから組合員加入のお誘いも継続して行っているそうです。

その後、高知医療生協病院に移動し今井好一専務理事に施設を案内していただき、高知医療生協の歴史や経営改善の取り組みについてお話をお聞きしました。1966年設立で組合員数56000人の医療生協で、最近では経常剰余率5%前後を維持、確保できているとのことでした。地域連携、在宅重視の医療の位置づけ、介護事業での黒字、病院の幹部の情報共有を重視して入院制限を設けない運営など様々な取り組みと改善の工夫をお聞きしました。

その後、旭診療所に移動して高知市社協の富山さんもご参加いただき、第二層協議体での活動について詳しくお話を伺い、長野県の各医療生協の活動も報告して交流しました。地域の関係団体との良好な関係はまずは相互理解がスタートだそうです。年に1回情報共有の会議を開催し、高知市と高知市社協と高知医療生協とで相互の活動を共有していて、社協の福祉ゲームを医療生協が体験したり、社協の職員が医療生協の健康チェックを体験したりしているそうです。そういう活動の積み重ねから組織間の信頼関係が生まれ、顔の見える関係が生まれていると感じました。

夜にはひろめ市場にて懇親交流会を開催し、多岐にわたる交流が行われました。今回も、高知医療生協様のおかげで大変有意義な視察研修になりました。