長野県内の生協のさまざまな活動・事業を紹介します。

活動報告

ファシリテーション講座(基礎編)を開催しました!

  • 2023/07/29

6月2日(金)13時00分から、「ワクワクする話し合いの場をつくる」ファシリテーション講座(基礎編)が長野市生涯学習センター大学習室2・3(長野市)とオンライン企画のハイブリッド形式にて開催されました。日本ファシリテーション協会フェローの鈴木まり子さんを講師にお招きして、県生協連主催の講座には、会場40人、オンライン45人、講師と運営スタッフを合わせ、全体で91名での開催となりました。参加者は生協・社協・NPO・行政・JA・シニア大や長寿の方・行政・住民自治協議会など様々な地域の活動に関わっている方々でした。

 講座ではまず初めに、今日の目的を『ファシリテーションの基本を学び、さっそく自分の現場や活動でやってみようと思う』ですと話され、会場での進行とオンラインの運営と両方を参加者全員で見て聞いて参加することで、様々な形態の会議運営も学んでほしいとの説明がありました。

 「ファシリテーションとは」では、話し合いの場を有意義に進めるためのスキルとマインドとし、主役である「参加者・出席者」の話し合いを促進する、やる気を促進する、多様なつながりを促進することです。ファシリテーションの効果としては、参加者の「当事者意識」が高まること、と話されました。リアルでもオンラインでも同様で、その話し合いの場がどんな目的の話し合いなのか?終わった時の求める状態を確認し、そのゴールに向かっての流れを描くことが事前準備となります。

 最初は講義で学び、次にグループワークで自己紹介、次のワークは普段はどんな会議に参加している?その会議で気になっている事、改善したいことは?を出し合いました。講師の鈴木まり子さんからは、参加者の「改善したいこと」について、様々な事例を交えてアドバイスがあり、参加者からも納得と共感の声が出されていました。参加者からの質問にも応えながら「参加者の立場で会議をファシリテーションする方法は?」では、「時間に遅れない」「目的や役割を質問する」「勇気をもって発言する」「参加者の発言を受け止める」「参加者に質問する」「周りに目配りをする」「最後に確認をする」などの方法も紹介されました。

 3時間30分の学習会は、あっという間に終了の時間となり。参加者からは「講義を聞くだけでなく、少人数でのグループの話し合いも有り、有意義な学習会でした。具体的な事例を分かりやすく示していただき、今後に活かしていきたい」「ファシリテーションはその場にいる人全員が出来ること。」「まり子さん(講師)のお話がとても分かりやすく、どう活かしていくかまで理解できた。」などの声が寄せられ、とても充実した時間となりました。