11月25日(金)、県消団連主催の「第46回長野県消費者大会」がホテルメトロポリタン長野にて開催され、「食品表示と健康食品を学び、自立した選択のできる消費者に」をテーマに、県下各地より約100人が参加しました。
冒頭、岩崎恵子副会長より開会の挨拶、鵜飼照喜会長より主催者挨拶の後、来賓の長野県県民文化部青木弘部長よりご挨拶をいただきました。
長野県消団連の牛澤高志事務局長が県消団連の取り組み報告を行いました。長野県内の消費者問題として「長野県消費生活基本計画の推進と消団連・消費者団体の役割」、「適格消費者団体を目指すながの消費者支援ネットワークの紹介」、「レジ袋削減の取り組み」について報告しました。また全国課題として1.食品表示、2.電気料金自由化、3.都市ガス料金自由化とLPガスの料金、4.洗濯表示変更など紹介しました。
特別講演ではFOOCOM事務局長の森田満樹氏から「新しい食品表示を消費者はどう理解するか~機能性表示食品を中心に~」がありました。
【新しい食品表示方法について(主な変更点)】●アレルギー表示が詳しくなります。●原材料と添加物の区別が一目でわかるようになります。(原材料/添加物)が、スラッシュ(/)で区切る。●製造者や販売者など、表示責任者が製造所と異なる場合、「どこで製造したか」が分かりやすくなります。●栄養成分表示が義務化され、食塩が“ナトリウム”表示から“食塩相当量”表示になり、理解し易くなります。
講演後、参加者から質問を受け付け、森田氏から詳しくご説明頂きました。「機能性食品を摂取していて健康被害に遭ったら?」の質問には、『必ず消費生活センターや医療機関に相談を。酵素ジュースでは年間200件を超える苦情が寄せられています。被害救済されにくいので、おかしいと思ったらすぐに止めましょう』と回答など。(【新しい食品表示】生鮮食品は2016年9月30日まで、加工食品が2020年3月31日までを移行期間とし、旧表示でも可。現在は旧表示と新表示が混在しています。)