長野県生協連は2015年1月23日(金)、ホテルメトロポリタン長野において、2014年度下期役職員研修会を開催し、会員生協や長野県虹の会会員から38名が参加しました。
県生協連の牛澤専務理事の司会進行で始まり、冒頭、上田仁会長理事より主催者を代表して挨拶がありました。
講演の一部では、㈶長野経済研究所の小澤吉則調査部長より「長野県経済の現状と2015年の見通し」と題し、「昨年までの経済の振り返りや長野県経済の振り返り」「2015年の日本経済の見通し」「日本経済の課題の本質を考えるなら」「増税に負けないぐらいの経営(価値)を考える」「価値づくりのため求められるチャレンジ精神」などについて、講演をいただきました。これからの事業経営では価格競争よりも価値創造を重視すること、そのためにも商品のパフォーマンスを上げていくことが大切であり、県内事業者や成功している具体的な事例を織り交ぜわかりやすくお話いただきました。
講演の二部では、日本生活協同組合連合会副会長で、コープみらいの理事長でもある田井修二氏より、「生協の社会貢献と社会的責任」と題してご講演いただきました。日生協の2020年ビジョンとそのビジョンのアクションプランについて、取り組みの意義や具体的な取り組み事例などをお話いただきました。またコープみらいでの具体的な取り組み内容についても詳しくお話いただき、生協は人と人とが助け合って創る協働と非営利の組織であり、その成り立ちそのものが社会的な使命を持った組織です。「事業を通した役割発揮」の分野についてCSVの考え方により、事業を通じて組合員のニーズ、社会のニーズを満たし、持続可能な社会を創ることに貢献する活動についてお話されました。4つの重点課題に沿って、東京・埼玉・千葉で行われている具体的な活動を紹介しながら、これからの生活協同組合が進むべき方向について示唆に富んだ講演となりました。