長野県生協連は9月12日の常任理事会で以下の抗議声明を北朝鮮に送ることを確認し、送付しました。
2017年9月12日
朝鮮民主主義人民共和国
朝鮮労働党委員長 金正恩殿
2017年9月3日発表の核実験実施に強く抗議します
貴国が実施を発表した2017年9月3日の核実験は、2006年、2009年、2013年、2016年1月、2016年9月に引き続き、通算6回目です。
これらは核兵器廃絶を求める世界中の声に逆行するものであり、断じて許すことはできません。
私たち日本の生活協同組合では、被爆国である日本国民の共通の願いである、世界の平和と核兵器廃絶にむけて取り組みを続けています。
被爆者たちは、72年前の悲惨な体験を語り、核兵器が二度と使われることのないよう、核兵器の廃絶を訴えています。私たちは被爆者の語りに耳を傾け、核兵器の非人道性について学び、核兵器廃絶への市民の取り組みを広げてきました。
2017年7月7日に国連で核兵器禁止条約が採択されました。核兵器の廃絶を求める市民の声は、世界中で高まりを見せています。
今回の実験は、核実験の停止を求めた国連安全保障理事会の決議に違反したものです。核兵器の非人道性を認め、その廃絶を求める国際社会の世論が高まる中で、核兵器の開発を目的とした実験を繰り返す貴国の行動は、厳しく批判されるものです。
今後計画されている一切の核実験、核兵器の開発を中止することを求めます。
長野県生活協同組合連合会