長野県生協連は2017年1月20日(金)、ホテルメトロポリタン長野において、2016年度下期役職員研修会を開催し、会員生協や長野県虹の会会員から40名が参加しました。
県生協連の牛澤高志専務理事の司会進行で始まり、冒頭、上田仁会長理事より主催者を代表して挨拶がありました。
下期研修会では、株式会社松本山雅の代表取締役会長の大月弘士様を講師にお招きし、「未来への夢と感動へチャレンジ!~松本山雅FCの挑戦~」と題してお話いただきました。
松本山雅の歴史は古く1965年喫茶山雅のオーナーさんの好意によりクラブが誕生したこと。2004年に松本にJリーグチームを!の夢を掲げてNPO法人を設立し、2005年のゴール裏サポーターの数はわずか数人という発足当初の様子から今日までに成長した歴史をお聞きしました。その中で、松本山雅FCの成長した理由として「クラブは誰のために存在するかが明確に共有できた」、「松本山雅FCを取り巻くすべてのステークホルダーが私利私欲なくクラブ・地域の為に行動し続けた」、「自分たちが作ってきたクラブという意識が成長の原動力」と話されました。地域への経済効果としては、実際には54億円の経済効果が発生しています。
今後の松本山雅ドリームビジョンとして1.「人づくり」に貢献する育成組織ビジョン、2.「まちづくり」に貢献するホームタウンビジョン、3.「未来づくり」に貢献するスタジアムビジョンをご説明いただき、スポーツでもっと幸せな国へ!Jクラブのある街「松本」人が変わる。街が変わる。未来が変わる。と締めくくられました。
参加者からは、「今年はぜひ、アルウィン(スタジアム)に行こうと思います。」、「例年、経済についての講演でしたが、山雅のお話が聞けて良かったです。とても分かりやすいお話で熱意を感じました。サッカーは全く分かりませんが、今度一度見に行きたいと思います。」、「自分たちの楽しさを一人一人に伝えていく。J1に上がることが目的ではない。アルウィンが満員になること、そしてその観客が街に出る。そして、街が元気になることが目的。地域づくりの基本がここにあったように思います。」などの感想をいただきました。