長野県内の生協のさまざまな活動・事業を紹介します。

活動報告

上期役職員研修会 健康づくりチャレンジ学習会開催

長野県生協連と長野医療生協、上伊那医療生協、東信医療生協が主催をして2017年7月11日(火)、ホテルメトロポリタン長野において、「健康づくりチャレンジ学習会」を開催し、会員生協の役職員・組合員や行政職員、地域の方々を含めて、148名の参加がありました。
県生協連の牛澤高志専務理事の司会進行で始まり、冒頭、上田均会長理事より主催者を代表して挨拶がありました。
講演では、東京大学大学院医学系研究科社会予防疫学教授の佐々木敏様より、「栄養データにもとづく健康づくりのコツ」と題してお話いただきました。栄養学クイズから始まり、生活習慣病対策のために世界が行うべき5つのアクションの第2位の食塩過剰摂取について、様々な事例を交えて減塩と高血圧の関係やイギリスのパン業界の「消費者が気づかない減塩作戦」の効果として心筋梗塞や脳卒中の減少の実例を紹介いただきました。減塩を国民運動とするだけで、莫大な医療費の節約が実現でき、国民が健康になれるのだと感じました。がん予防では「ヒ素・ダイオキシン・喫煙・飲酒」の中で、いずれも「発がん性がある」ものだけれど、言葉の印象で受け止め方が変わること、その科学的証拠の「確度」と「強度」の違いの説明に、普段から自分自身の感情的な理解の仕方に影響を受けていることを気付かされました。時間の関係で参加者の関心が高かった「肥満」を含めて、後半のお話は聞けませんでした。講演会の最後に、今年計画している「健康づくりチャレンジ」の取り組みについて、長野医療生協の石川徹部長が案内を行い、その中のあいうべ体操を全員で行いました。
参加者の感想は大変好評で、是非また今回聞けなかった部分の講演会の企画要望が多数寄せられました。
【参加者の声】
・間違って覚えていたことがいっぱいで驚きの連続でした。とても新鮮な経験でした。
・先ずは日頃の減塩から意識し続けていこうと思います。
・栄養学クイズで日頃から何とTVに洗脳されているか身にしみました。
・根拠に基づいた内容で楽しく分かりやすかった。
・楽しくリズミカルなあっという間の2時間でした。この先の話が是非聞きたいので、
また企画してください。