介護福祉部会は1月24日(土)、サンパルテ山王(長野市)において平成20年度介護福祉交流会を開催し、全労済長野県本部・コープながの・長野医療生協・東信医療生協・上伊那医療生協・長野県高齢者生協からサービス提供責任者、ケアマネージャーの方々を中心に31名が参加しました。
はじめに丸橋健一部会長(長野医療生協・介護事業部長)が開会挨拶を行い、(有)サテライトの堤道成氏を講師として研修会を実施しました。
堤氏は、人は誰でもエラー(ミス)を起こすということを前提にして、事業所全体で情報共有することの大切さを「スイスチーズモデル」「逆ピラミッドの法則」「ハインリッヒ(ヒヤリハット)の法則」などといった法則で説明され、参加者も具体的に日常業務での再確認をすることができました。
また堤氏が開発した「福祉用具安全確認トレーニング」の資料を使い、スクリーンに映写した「杖が滑って転びそうな時」のイラスト事例から、異常な状況を発見・分析しあい、チェックポイントを見つける手法を学びました。その後、6つのグループに分かれた参加者が、それぞれ「車いすでのお出かけ時」「介護用ベッドからの移動」「排泄時」「入浴時」など、配られたイラストシートを使って実際にチェックをし、予見力を磨いて解決方法を事業所全体の動きにするというトレーニングを行いました。
最後に、ひやりハッと体験を文字情報ではなくイラスト化することで、情報共有力が高まることを学びました。
2時間の研修終了後、講師の堤氏を交えて交流懇談会を行い、日頃の悩みや職場の状況等情報交換することができ、「充実した内容だった」という感想が出され、参加者にとって有意義な交流会となりました。