生活・自然・まちづくり。感じた想いを綴ります。
世界規模で進行する経済危機への対応が緊急課題となり、環境、資源、貧困、飢餓、平和等の問題が一層深刻になってきています。国内においても経済不況がさらに進む中での雇用や家計の不安、医療、福祉や教育、消費者被害、食への不安、食料自給率等の暮らしを取り巻く問題が切実です。また、地域はもとより、家族におけるセイフティーネットすら崩壊しつつあり、我々の予想を、はるかに超える厳しい状況です。
今、直面しているこの深刻な事態は、どれ一つとっても一個人一組織だけの取り組みで解決できるような状況にはありません。大変な時期ですが、逆に今は、私たち自身で助け合いのネットワークをつくる絶好のチャンスだと思います。
私は、このネットワークづくりの際に、より多くの人との「かかわりあい」を支える基本的な意識で一番大切なことは、一言で言えば、他人に対する「気配り」や「配慮」だと思います。一人ひとりを大切にするということです。人と人との「心の配りあい」が暖かなネットワークを育むことになると思います。より多くの人とのネットワークをつくるために、この間生協活動で培ってきた組合員同士の信頼の絆を更に広げる、この「優しさのコミュニケーション」が、大切ではないでしょうか。(清水)