生活・自然・まちづくり。感じた想いを綴ります。
明けまして おめでとうございます
昨年ほど私達の毎日のくらしの安全、安心を揺るがす出来事が多発した年はなかったと思います。生協としても自ら開発しているコープ商品での中毒事件をはじめ原料、産地の偽装等が相次ぎ食の安全に対する社会的な責任があらためて問われた一年でした。
今年も引き続き生協の今日直面している「信頼の危機」を最重要の課題として捉え、先ずは生協への信頼の再構築を急がなければならないと考えます。
一方で、地域や家族でのセイフティーネットがことごとく崩壊しつつある今日、まさに協同組合の「一人は万人のために 万人は一人のために」「一人の百歩より みんなの一歩」の理念こそが、安全安心な社会を創造する基本的な考え方だと思います。
この基本理念に基づく地域でのネットワークづくりが、生き生きとした豊かな暮らしづくりのベースになるのではないかと思います。
今日、私達のくらしをめぐる深刻な事態を克服するには、生協だけでの単独の取り組みではもはや解決できるような状況ではなくなってきています。
あらためてこの間生協が培ってきた人と人のつながり、信頼の絆をさらに広げ、牛歩の如くゆっくりと、しかし着実に地域に根ざした「豊かなくらしの創造」に努めたいと考えます。(清水)