生協連がお送りするフォトブログです。随時更新中!
うだる暑さの午後、緑多い公園を通ると一斉に鳴くセミの声のシャワーを浴びた。耳が痛くなるほどだが、昔の風流人は時雨の音に見立てて夏の季語としたという。
写真のアブラゼミは、茶色の羽模様のおなじみのセミで、名前の由来は熱い油でものを揚げている時の音からきているとか。
4年~6年も土の中で育ち、まぶしい地上に出て約2週間の生を懸命に生きる姿は、小説の中の登場人物の形容に使われたりする。木の根元には、セミが出てきた暗い穴がたくさん開いていた。(土屋)