生協連がお送りするフォトブログです。随時更新中!
シロツメクサはマメ科の多年草で、ヨーロッパ原産の帰化植物とのこと。近所の子ども達や幼児を連れたお母さんが、昔と変わらず公園で幸せの四葉を探していたりする。学校で飼っていたウサギにあげると喜んで食べていたのを思い出した。
ちょうど西洋ミツバチ(と思われる)が蜜を集めていて、接写したがおとなしい蜂だった。「働き蜂」は全部メスとのこと。ハチの社会は女王蜂を頂く女系で、雄蜂のことは英名でDRONEと呼び、「なまけ者・ごくつぶし」などの意味があると聞いて笑ってしまった。シロツメクサの花言葉は、幸運、復讐心、約束など。
蜂といえば、長野県内では中川村で「日本みつばち祭り」を行っているとのこと。また、蜜蜂とは違うが、地蜂(蜂の子)捕りなどの自然と子どもたちの成長を描いた映画「こむぎいろの天使~すがれ追い~」も南信の上伊那地方のお話で、観た方も多いと思う。(土屋)
夏の高原の白樺林を吹く風と表現すれば、清らかで風情を感じさせるものがある。かばのき科の落葉樹で、長野県の県木に指定されてもいるほか、立科町、富士見町などでも町の木となっている。
昔は木の材質から、爪楊枝やアイスクリームのヘラ、アイスキャンディーの棒などにも使われてきたというが、最近では、白樺を中心としたカバノキの樹液を原料としたキシリトールが、チューイングガムに使われるようになって有名になった。欧米では春先に幹に穴を開け樹液を採取するそうだ。
白樺、青空と歌い出す千昌夫の「北国の春」を作詞した、「いではく」さんは長野県南牧村出身とのこと。ふるさとを歌った歌なので、いでさんは、長野県の自然のイメージを詩に込めたのだろう。ヒットしたのは、その想いが多くの人々の琴線に響いたからで、変わることのない季節や人情、ふるさとの自然を大事にしたいと願う気持ちは多いと思う。(土屋)
ドクダミ科ドクダミ属の多年草で、空き地や家の裏などいたるところで見かける匂いの強い植物だ。昨今の健康ブームでは、乾燥させて煎じたお茶を飲むことなど何度もクローズアップされて有名だが、江戸時代などの薬草の本にもその効能が万病に効くとして載っているそうだ。子どものころ、葉っぱを揉んでその汁を擦り傷などにつけられた人も多いのではないか。
花と見える部分(総苞)の中心の黄色いところが本当の小さな花の集合体だとか。濃緑色の葉っぱや日陰の薄暗さの中に咲く、真っ白い花はとても印象深いものがある。(土屋)
この写真は、2月に生協連の食堂・売店部会が、慶応義塾大学藤沢キャンパスの食堂や売店に視察研修で訪れた際、キャンパス内に立てられていたものを撮影した。福沢諭吉が慶応義塾の創始者で啓蒙思想家・教育者であることはご存知の通りである。 明治維新後も新政府に入らず民間にあって私学の慶応義塾での教育と文明開化期の国民の思想的啓蒙のために尽くした人物として日本の偉人伝に名を連ねている。著作:学問のすすめの冒頭にある「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず~」は知らない人がいないほど有名な一文だ。今回調べてみて、男女平等や一夫一婦制などを唱えた先駆者でもあると知った。
1984年発行の一万円札から、それまでの聖徳太子に代わって登場し、2004年のお札の改定時にも福沢諭吉だけが残っているので印象が深い。(土屋)
追記
同大学名誉教授の正田彬氏は、先日の長野での消費者月間記念講演の中で、「人権思想を唱えた福沢諭吉は明治維新期の異端児であった。」といわれた。福沢諭吉などの人々が、現憲法で保障され、われわれ日本国民が享受している「基本的人権」のさきがけとなったことを思うと、この銅像が持つ重みを感じる。(小松)