長野県内の生協のさまざまな活動・事業を紹介します。

活動報告

第3回長野県協同組合フェスティバル2017実行委員会を開催しました。

7月25日(火)13時30分より「安曇野サンモリッツ」会議室(安曇野市)において、第3回長野県協同組合フェスティバル2017実行委員会が開催され、JA長野中央会、JA長野信連、JA長野厚生連、長野県生協連、労協ながの、コープながの、長野医療生協、東信医療生協、労働金庫、県高齢者生協、㈱アド・ユニティーより18名が出席しました。 続きを読む


3.11を忘れない  みやぎ生協から被災地・宮城のいまをお伝えします

第48回2017年8月5日

楽しいことを自分たちでつくり出す-コミュニティスペースうみねこ

 

女川駅から車で約15分、海を望む高白浜の集落に、一般社団法人「コミュニティスペースうみねこ」が運営するカフェと農園があります。震災で人口は減少しましたが、イチジク栽培など地元には無かった事業に挑む「うみねこ」に魅力を見出した人たちが、町内外から働きに来ています。

始まりは、高白浜に住む八木純子さん(うみねこ代表)が、被災した高齢者の心を癒すため集落の女性たちと一緒に布草履を作ったことでした。さらに漁業を辞めた男性たちが農業で生きがいを取り戻せるようにと果樹栽培を始め、ボランティアや住民が集う「果樹園Cafeゆめハウス」で地場の食材を使ったランチを提供するようになりました。活動を続けるうち、うみねこの夢に共感して働きに来る若い世代が増え、イチジクを使ったお茶やスイーツ、唐辛子粉の製造販売など事業の幅も広がりました。

「女性の働く場所や若い人たちがやりたいと思う事業をつくり出していくことが大事だと思っている」と八木さん。そのため「今はスタッフの夢を叶えることに全力投球している」と言います。

常に活動のずっと先を見ている八木さんですが、心無い言葉を耳にした時など、何かの拍子に一瞬で6年前の3月11日に引き戻されることがあります。「あの時の様子がパッと甦り、やはりトラウマになって抜け出せないんだと再認識させられる。みんなの笑顔を見たくて続けている活動だけど、毎日葛藤のなかを生きている」と胸の底にある思いを口にします。「被災者はあの時の光景を見ている。ようやく生きて海から上がってきた人も、そこで息絶えてしまった人も見ている。だからこそ“復興”以上の楽しさを提供していきたいと思っているんです」。

事業はそのための手段と八木さんは言います。「ワクワクしたり、やって良かったと喜び合ったり、自分たちだからここまで頑張れるとか、一生懸命作るから喜んでもらえるとか、そういうやりがいを大事にしたい」。

辛いこと以上に楽しいことが多かったと言える日を、自分たちでつくり出していこう。うみねこの活動にはそんな気概があふれています。

 

◎一般社団法人「コミュニティスペースうみねこ」 https://www.onagawa-umineko.com/


2017年度第1回会員活動担当者交流会を開催しました。

2017年8月3日(木)10時よりコープながの本部2階A会議室(長野市)にて、第1回会員活動担当者交流会を開催し、コープながの、東信医療、上伊那医療、全労済、信州大学生協、労働金庫、事務局より8名が出席しました。冒頭、牛澤専務理事より挨拶があり、進行を行いました。 続きを読む


長野県協同組合連絡会が長野県協同組合シンポジウムを開催しました

  7月10日(月)JAアクティーホール(長野市)において、~協同組合の事業と運動の実践を学ぶ~をテーマに「長野県協同組合シンポジウム」が開催されました。長野県協同組合連絡会の構成団体の組合員や役職員はじめ約140人が出席し、県生協連からは、会員生協の組合員や役職員約21名が出席しました。 続きを読む


上期役職員研修会 健康づくりチャレンジ学習会開催

長野県生協連と長野医療生協、上伊那医療生協、東信医療生協が主催をして2017年7月11日(火)、ホテルメトロポリタン長野において、「健康づくりチャレンジ学習会」を開催し、会員生協の役職員・組合員や行政職員、地域の方々を含めて、148名の参加がありました。
県生協連の牛澤高志専務理事の司会進行で始まり、冒頭、上田均会長理事より主催者を代表して挨拶がありました。
講演では、東京大学大学院医学系研究科社会予防疫学教授の佐々木敏様より、「栄養データにもとづく健康づくりのコツ」と題してお話いただきました。栄養学クイズから始まり、生活習慣病対策のために世界が行うべき5つのアクションの第2位の食塩過剰摂取について、様々な事例を交えて減塩と高血圧の関係やイギリスのパン業界の「消費者が気づかない減塩作戦」の効果として心筋梗塞や脳卒中の減少の実例を紹介いただきました。減塩を国民運動とするだけで、莫大な医療費の節約が実現でき、国民が健康になれるのだと感じました。がん予防では「ヒ素・ダイオキシン・喫煙・飲酒」の中で、いずれも「発がん性がある」ものだけれど、言葉の印象で受け止め方が変わること、その科学的証拠の「確度」と「強度」の違いの説明に、普段から自分自身の感情的な理解の仕方に影響を受けていることを気付かされました。時間の関係で参加者の関心が高かった「肥満」を含めて、後半のお話は聞けませんでした。講演会の最後に、今年計画している「健康づくりチャレンジ」の取り組みについて、長野医療生協の石川徹部長が案内を行い、その中のあいうべ体操を全員で行いました。
参加者の感想は大変好評で、是非また今回聞けなかった部分の講演会の企画要望が多数寄せられました。
【参加者の声】
・間違って覚えていたことがいっぱいで驚きの連続でした。とても新鮮な経験でした。
・先ずは日頃の減塩から意識し続けていこうと思います。
・栄養学クイズで日頃から何とTVに洗脳されているか身にしみました。
・根拠に基づいた内容で楽しく分かりやすかった。
・楽しくリズミカルなあっという間の2時間でした。この先の話が是非聞きたいので、
また企画してください。